国連WFP:ガザ地区北部での食料配給を一時停止、新たな報告書は危機悪化を警告
ストーリー | 2024 年 2 月 21 日
緊急支援
ガザ地区における紛争が急激にエスカレートし、全人口にあたる約220万人が危機的またはそれ以上のレベルの深刻な飢餓(急性食料不安)に直面しています。ガザの4世帯に1世帯、50万人以上が極度の飢餓に陥っています。何十万人もの人びとが過密状態の避難所や病院に追い込まれ、食料や水は底をついています。
国連世界食糧計画(国連WFP)は、ガザ地区とヨルダン川西岸地区の140万人に緊急食料支援と現金支援を行いました。
しかし、人道支援活動は崩壊の危機に瀕しています。国連WFPは、支援を提供して苦しみに終止符を打つために、即時の人道的停戦、すべての国境検問所の開通、商業貨物の搬入再開を求めています。
国連WFPとパートナー機関が緊急支援を安全に届けられる場所の数は急速に減少しており、何十万人もの人が支援を断たれる危険にさらされています。
国連WFPはパレスチナでの活動のために、2024年4月までに緊急に3億1400万米ドルを必要としています。