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ガザ地区における紛争が急激にエスカレートし、全人口にあたる約220万人が危機的またはそれ以上のレベルの深刻な飢餓(急性食料不安)に直面しています。ガザの4世帯に1世帯、50万人以上が極度の飢餓に陥っています。何十万人もの人びとが過密状態の避難所や病院に追い込まれ、食料や水は底をついています。

国連世界食糧計画(国連WFP)は、ガザ地区とヨルダン川西岸地区の140万人に緊急食料支援と現金支援を行いました。

しかし、人道支援活動は崩壊の危機に瀕しています。国連WFPは、支援を提供して苦しみに終止符を打つために、即時の人道的停戦、すべての国境検問所の開通、商業貨物の搬入再開を求めています。

国連WFPとパートナー機関が緊急支援を安全に届けられる場所の数は急速に減少しており、何十万人もの人が支援を断たれる危険にさらされています。

国連WFPはパレスチナでの活動のために、2024年4月までに緊急に3億1400万米ドルを必要としています。

国連WFPのパレスチナ緊急支援

緊急食料支援
国連WFPは12月だけで、ガザの避難民66万5250人以上に、食料セット、小麦粉、栄養強化ビスケット、温かい食事、妊産婦用の補助食を提供しました。ラファでは6軒のパン工場と追加契約がなされ、本格的に稼働するようになれば、避難所の外のいる最大10万人に温かいパンを提供できるようになります。また、国連WFPはパートナー機関と協力して、毎日温かい食事を提供するコミュニティ主導のキッチンも支援しています。ガザ全土の47ヶ所で推定7万9265人が温かい食事を受け取りました。
現金支援
国連WFPは現在、ガザでの現金支援は行っていません。これは、商店で必要な食料品が底をついているためです。国連WFPは戦闘開始後1ヵ月間で、52万8000人以上に現金支援を行いました。
ロジスティクス
12月1日までの戦闘の人道的休止期間中、国連WFPはガザでの活動を拡大し、パートナー連携を強め、支援が届きにくい地域への配達を行い、ロジスティクス(物資輸送)機能を強化しました。国連WFPは、ロジスティクスクラスター、緊急通信クラスター、食料安全保障クラスターを通じてパートナー機関をサポートしています。また国連WFPは、現地のパートナー機関と協力して支援を届けています。

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